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将来における環境ロジスティクスとマテリアルハンドリングの位置づけ

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将来における環境ロジスティクスとマテリアルハンドリングの位置づけ

廣田 幹浩(株式会社船井総合研究所 戦略プロジェクト本部ロジスティクスグループ 物流技術管理士)

株式会社 船井総合研究所 
戦略プロジェクト本部ロジスティクスグループ 
物流技術管理士 廣田 幹浩


はじめに

近年、物流・ロジスティクスと環境というキーワードは切っても切り離せなくなってきたものであることは、皆様ご承知の通りです。省力化・燃料高騰・地球温暖化など、どちらかの業種・業態に関連する業を営む上で互いに無視できない存在になってきています。
私ども船井総合研究所は経営コンサルティング会社です。その中でも私たちが属するロジスティクスグループは、環境ビジネスグループといった部署と同じ組織に属する位置づけとなっています。 
つまり弊社の考え方としても、物流・ロジスティクスと環境といった業種・業態は別々では考えにくくなってきているのです。本日はそういった背景の中、今後より焦点があてられていくであろう、環境ロジスティクスとマテリアル・ハンドリングの関連性についてお話をさせていただきたいと思います。

循環型社会への意識変化と経済環境の変化

2000年6月より施行された「循環型社会基本法」この法律を基本的枠組み法として、個別のリサイクル法が次々と制定、改正されました。これは廃棄物処理法、資源有功利用促進法、食品リサイクル法、グリーン購入法など、様々な法律によって構成されていますが、日本国民の意識を環境に向けていくには画期的な法律でありましたし、経済環境をも大幅に変える分岐点でもありました。この分岐点により環境に配慮した行動や活動が国民の意識にも定着し、企業も環境を第一に考えた活動を行わなければならなくなったことは確かでしょう。いわゆる社会性の意義の中に「環境」のキーワードが追加されたのです。

船井総合研究所でいうところの、
 ① 社会性の追求
 ② 教育性の追求
 ③ 収益性の追求
のうち、①の中に環境のキーワードが含まれています。

企業は取り巻く関係者との調和を図ることにより、持続的な成長が保証されます。企業は社会的存在であり、経済価値の創造に加えて社会的価値の創造が持続的成長の十分条件になります。そのため成長を目指す企業は環境を考えていく必要が出てきたのです。

物流・ロジスティクスの変化

上記のような環境を踏まえ、物流・ロジスティクスも変化してきました。物流は現段階で6機能あると言われており、輸送・保管・荷役・流通加工・包装・情報の6機能です。

① もっとも分かりやすいのは、NOx、つまり排気ガスの問題でしょう。これは主に「輸送」に関連した環境保全キーワードです。敢えてここでは詳しくはふれませんが、排気ガス黒煙除去装置(DPF)の装備や、デジタコ導入によるエコドライブ管理により環境面をサポートしていこうという動きで最近の時流と言えるでしょう。

② 次は保管についてですが、昨今の時流では生産されてから顧客の手に渡るまでの輸送距離を最短に縮めようとする計画から、もっとも移動距離を短縮できる、つまりもっとも排気ガス量を縮小できる位置に拠点を構築する動きが目立っています。これは改正省エネ法が施行された影響もあると言われています。近年まで物流拠点は都市近郊から外れた土地の安い場所に立地することも多かったのですが、コストと環境の側面から効率の良い都心部、湾岸部に立地することが多くなってきたのも特徴です。

③ 次は荷役です。いわゆる物流センター・倉庫内の作業を指します。ここでは、2つのことが注目されています。
(ア) CO2排出に影響が大きいディーゼル車やガソリンタイプのフォークリフトも台数削減に向かっており、クリーンエネルギーのバッテリーフォークリフトが増加の傾向にある。さらにバッテリーの充電も夜間電力や太陽光発電が行なわれており、エネルギーの多様化と自然エネルギーの利用が多くなっています。
(イ) 物流・ロジスティクス分野で懸念されるのが高齢化問題です。これはすでに全国各地で弊社の支援先企業からも声が上がっていますが、作業者の不足が深刻な問題になってきています。これは団塊世代の引退が大きく影響し、物流センターの管理者をはじめ、パート労働者、フォークリフトオペレーターなど、物流作業に関連する至るところで人材(財)不足が際立ってきています。またさらにその問題が発生しない現場でも、逆に現場作業員の高齢化といった問題も抱えています。現在それを打開すべく、採用活動と並行して省力化による生産性アップが声高らかに言われているのが現状です。

④ 包装・流通加工・情報については、リターナブルな材料の使用、流通加工の際に使われる部材についてもエコロジーなものが使用されるようになってきました。情報(IT)については効率化の最大の武器といわれていますから、これが環境面にも大きく影響するのは、いわずと知れたところでしょう。

ここで問題は③の荷役に関わる部分です。環境面と人材の問題が混在しています。環境の面については、省力化および、クリーンエネルギーの使用を積極的に行なっていかなければならないのは、ご理解の通りです。しかし人材の問題については、上記では高齢化の問題についてのみ取り上げましたが、本当に深刻なのは少子化の方だと考えられます。
下図は日本の出生数と出生率の推移ですが、皆様もお感じのとおり日本の出生率・出生数は1973年前後を頂点に減少の一途を辿っています。つまり現在の高齢化による人材不足を切り抜けたとしても、将来発生するであろう少子化の影響は避け得ない事実なのです。これは物流センターや倉庫で、物流・ロジスティクスを行なう上で切実な現状です。

日本の出生数と出生率の推移
日本の出生数と出生率の推移

そこで注目されるのがマテリアルハンドリング機器、いわゆるマテハンです。
環境の側面からいうと、今後も時流として必要とされる環境意識の背景、また資源枯渇等の問題も含んだクリーンエネルギーの使用される背景があります。また労働者数の問題からも省力化設備の投入の必要性、また高齢労働者および、短い経験年数の作業者でも作業を効率的にこなせるための、安全性の高い省力化機器が求められているのが実際です。

物流・ロジスティクスは外部環境の変化に非常に強く影響を受ける業態です。そして外部環境への適応を拒むことができない業態でもあります。旧来からの企業を分析してみると決して強い企業だけが生き残ってきたわけではありません、変化する外部環境に適応してきた企業だけが生き残ってきたのは歴史が物語っています。これはいわゆるダーウィンの進化論と同じ方向性です。強いものが生き残るのではなく、適応できたものだけが生き残る、まさに今の物流・ロジスティクスに課されたミッションです。

筆者プロフィール

廣田 幹浩 (ひろた みきひろ)
「物流技術管理士」国内大手物流・ロジスティクス系企業を経て船井総合研究所に入社。物流系システム導入支援や、物流センターの具体的カイゼンを得意とする。手がけた現場は数十社。保管効率アップ請負人。物流「超」現場主義者。
URL:http://www.funaisoken.co.jp//  E-mail:mikihiro_hirota@funaisoken.co.jp
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