株式会社日伝 殿 近畿物流センター
初心者でも簡単、正確、迅速に作業できる物流システムを構築。
無線ハンディターミナルの積極活用でピッキングミス率の
さらなる低減をめざす

課題
旧、近畿物流センターは1989年に稼動、滋賀県から沖縄県まで約1,700社への物流を担当してきました。近年、商量の増加とともに客先からの注文がますます小口・多頻度化。旧センターでは、作業の効率化、迅速化により、多様化する物流ニーズにこたえてきました。しかし、旧センターには余分なスペースがなく作業のほとんどが人海戦術だったため、(1)出荷時の荷揃えに多くの時間がかかる、(2)1日の出荷量の約4割を占める手配品(通過型商品)の仮置き場所がない、(3)3カ所の営業倉庫から商品横持ち作業が必要になる、(4)リストによるピッキング、入出荷検品のためミスが発生する、など多くの課題を抱えていました。
結果
営業倉庫の在庫を集約するとともに、無線ハンディターミナルをフル活用した物流管理システムにより、ピッキングミスを大幅に低減しました。
入荷、入庫、ピッキング、出荷作業の全てに無線ハンディターミナルを活用し、商品、ロケーション確認をバーコードで行なうことにより、ミスを限りなく抑えたシステムを構築し、商品知識のない初心者の方でも簡単、スピーディに確実な入出荷作業が行なえるようになりました。
さらに、マテハンシステムの中核として機能しているのが、ケース自動倉庫と自動仕分け装置です。まず、折り畳み式コンテナ単位の手配品および2、3階でピッキングした在庫品すべてをいったん自動倉庫に仮置き保管、出荷時に自動倉庫から送り先ごとに出庫し、自動仕分け装置で仕分けすることで、人手による荷揃えをなくして、出荷時間を短縮しました。
新センターでは、年間取扱額280億円、商品約3万アイテムを在庫し、1日平均6,500点の出荷を処理。大阪府内と兵庫県の一部は、受注当日納品、その他の地域についても受注翌日納品を実現しています。

- ケース自動倉庫「ファインストッカー」

- 自動仕分け装置「ジェットサーフィンソーター」
お客さまの声
当センターでは、作業の進捗状況をコンピュータモニタリングとITVカメラを使ってリアルタイムに管理。緊急の場合には、現場責任者とトランシーバで交信、瞬時に指示して対処するなど、作業者支援を徹底しています。稼動から半年が経過し運営も安定。今後、さらに業務効率化を進めるとともに、ピッキングミス率を現在の5分の1以下にしていく方針です。
(近畿物流センター部長 西村 元一 様)
<Daifuku News No.169 (2003.9)より>

