みい農業協同組合 殿 園芸流通センター
コールドチェーン技術を活用した野菜専用の集出荷センター。
品温管理の徹底で高い鮮度を保持でき、庫内作業も迅速化

課題
三井地区で栽培している野菜はおよそ80品目。大きくは、ビニルハウスで年間を通して栽培する水菜、小松菜、青ネギなどの周年野菜と、冬から春にかけて収穫されるレタス、キャベツ、大根といった季節野菜とに二分されます。
従来、集出荷場の設備は大型冷蔵庫だけで、マテハンシステムは一切使用していなかったため、荷受けから出荷まですべて人海戦術に頼っていました。
結果
生産者からケースなどで持ち込まれた定型品は、コンベヤに投入。低温(5℃)に保たれたケース自動倉庫「ファインストッカー(FS)」へ一時ストックしたのち、パレタイジングロボットでパレット積みします。入荷時にケース数量が1パレットを満たす分については、ファインストッカー(FS)を経由せずロボットへ直送。パレタイズされた商品は、高速搬送台車「ソーティングトランスビークル(STV)」により、同じく低温のパレット自動倉庫「コンパクトシステム(CS)」へスピーディに搬送、格納します。緊急時には、ロボットから平置き保冷庫への搬送も可能です。
大ロット品・異形品は入荷時にパレットに積み付け、平置き保冷庫に保管します。コンパクトシステム(CS)および保冷庫に保管された商品は、真空予冷を施すため冷却槽に通し、出荷時間まで再びCSで保管します。
このため、品温管理が徹底され高い鮮度を保持。新鮮で一層おいしい野菜を提供できるようになりました。また、集出荷業務を自動化したことで作業効率がアップしました。

- クレーン5台、格納数1,080ケースのFS。コンベヤは上段が入庫、下段が出庫。

- 最大700ケース/時を処理するロボット。商品特性に応じてケースの向きが変えられる。

- シャトル方式のSTV。パレタイジングロボット~真空冷却槽~CS間を結んでいる。

お客さまの声
作物によっては、小売店での日持ちが約2倍に延びたこともあり、取引先から高く評価されています。また、定形品の入荷はコンベヤに投入するだけ。一定の姿勢で行えるうえ、数量確認も自動で処理されるので生産者からも大変喜ばれています。
(センター長 樋口 光秋 様)
<Daifuku News No.192 (2009.10)より>

