岡總株式会社 殿
ネジなどを保管する自動倉庫システムを段階的にリニューアル。
設備の安定稼働を図るとともに、入出庫能力を向上

課題
設置から12年以上経過したことで保守部品の入手が難しくなったうえ、老朽化で導入当初と比べメンテナンス回数・費用が増加していました。
結果
2005年12月、まずAWCをニューモデルに刷新し、情報処理業務を安定化しました。さらに他社事例を参考にするなど、約1年がかりでリニューアル内容を検討した結果、RMとその制御機器を更新することにしました。
今回のリニューアルのポイントは、①工事は2008年の5月連休を皮切りに、盆・正月など足掛け2年、5回の長期休暇に分散することで、物流業務をストップさせない、②FSの荷捌き設備を台車方式から上下2段のコンベヤ方式に改造して処理能力アップを図る、③そのコンベヤは事前に仮組みして現物確認し、据え付けをスムーズに進行させる、の
3点。2010年1月に新システムとして再生させました。
これにより、メンテナンス回数・費用は大幅に削減。FSのサイクルタイムが1.5倍に向上するなど、スピード化を図りました。現在では、毎月およそ1万4,000箱のケース品に加え50万個のピース品を出荷しています。また従来、FSの集品エリアでは物量が多いため、ピッキングが終わってから補充品を入庫していましたが、上下2段の入出庫コンベヤにより処理能力が2倍にアップ。2つの作業が並行して行えるようになり、繁忙期の残業時間を低減できました。
さらに、新たに遠隔監視サービス「DREMOS(ドレモス)」も採用。ダイフクが自動倉庫の稼働状況を常にモニタリングし障害の前兆をキャッチ、それにより障害の発生を低減させるとともに、万が一障害が発生してもシステム停止時間が従来に比べ、短縮できるようにしています。

- 2段式のコンベヤラインに改造したFS(RM6基、格納数7,752バケット)。上段が入庫、下段が出庫コンベヤ。

- 多量品を処理するRB(RM4基、格納数4,400パレット)。1階部分の電光表示板も更新した。

- AWC端末(左)と新制御機器にリンクしたモニタリング端末。稼働状況を可視化している。

お客さまの声
「今回、計画当初から現場のスタッフが参画しました。センターの機能強化と併せて、プロジェクトの達成感などから各自のやりがいや意欲が高まりました。今後は簡単なメンテナンスは自らできるようにするなど、個々のスキルアップを図っていきます。」
(取締役 室長 岡田 真季 様)
<Daifuku News No.196 (2010.12)より>

