第一製薬株式会社 殿 東京物流センター(免震)
東日本エリアの供給体制を再整備。
徹底した自動化と災害対策で業界屈指の物流拠点構築

課題
同社では、1995年までに九州・大阪・静岡・東京・札幌の5カ所の物流センターを設置して全国物流網を整備。これを通じて、主力の大阪・静岡工場で製造した製品のほか、他社から仕入れた商品を特約店へ供給しています。ただ、旧東京物流センターは設置から19年を経過、物量増加にともなって狭隘化が進み、同社が画く将来の事業計画や、多様化する物流ニーズに対応するには困難な状況でした。
結果
新東京物流センターでは、パレット・ケース自動倉庫をはじめ、デパレタイジングロボット(DPR)など最新の物流設備を導入して保管能力を従来の2.5倍に向上、配送も担当エリア内の90%の顧客について翌日配送を実現するなど、センター機能の大幅強化を図りました。
3タイプの自動倉庫は保管物の荷姿に対応させているほか、常温・保冷など商品の温度条件、保管用及び出荷バッファ用など異なる環境・用途で使い分けています。また、画像認識装置を装備したDPRは、パレットから出庫されたパレット上のケースの位置・傾き・サイズを正確に検知。パレットから1ケースづつのピッキングを可能にして、重労働だった作業の完全自動化を実現しました。
同センターでは危機管理、災害対策の面でも万全を期しています。例えば、パレット自動倉庫は免震床の上に設置しているため、震度7程度の地震があってもラックは水平方向にゆっくりと揺れるだけ。荷崩れによる商品の破損や復旧時間などを最小限にしています。

- 建屋一体型パレット自動倉庫「ラックビルシステム」

- 高速搬送台車「ソーティングトランスビークル」

- DPR。ピッキングしたケースには、コンベヤ上で出荷ラベルを自動貼付する
お客さまの声
当社では2006年のあるべき姿と、グループを挙げて取り組む課題を長期ビジョン「グローバル10」にまとめました。当然、この中には物流も入っています。物流センターについては、迅速性・信頼性・確実性・安全性などの機能性を持ち、将来の業容拡大や、特約店・ユーザー様の要求に高いレベルで対応できる、業界3本の指に入るような高機能な内容を目指しています。
(生産物流業務部物流グループ グループ長 西村 淳一 様)
<Daifuku News No.165 (2002.9)より>

