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Java・Web技術を活用したWMS

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Java・Web技術を活用したWMS ~eWareNaviシリーズ~

当社は1999年、自動倉庫の在庫管理システムなど3,000件以上にも及ぶ物流情報システムのノウハウをベースに、WMS(Warehouse Management System)「WareNavi(ウエアナビ)」を開発。運輸・倉庫業界をはじめ食品・日用雑貨卸、通販など幅広い業種のお客さまに納入してきました。さらに2003年、市場ニーズに適合するWMSの品揃えを目指して、JavaやWeb技術を利用した「eWareNavi(eウエアナビ)」を開発。2004年1月からデリバリーを開始しました。eWareNaviは、機能モジュールの組み合わせで手軽にシステムを構築できるようにしたのが最大の特長。コストパフォーマンスに優れ、同程度の仕様のWareNaviと比べ価格を3分の1に低減、納期を5分の1に短縮しました。eWareNaviの特長、導入メリットを技術的側面からご紹介します。


1. 開発の背景

(1)初期はOSから開発

WMSはアプリケーションソフトの一つです。製品開発においては基本ソフト OS(Operating System)が非常に重要なファクターとなります。当社が物流情報システムを納入し始めてから約30年が経過。当初はOSも自社で開発しシステムを提供していました。
その後、出荷件数が増加してきたため、OSは国内メインフレーマー製に切り替え、アプリケーションの部分だけを製作し、納入するようになりました。この当時はまだ、OSのバージョンアップが行われることはなかったため、アプリケーションソフトとのインタフェースの問題は起こりませんでした。

(2)OS対応にミドルウエア採用

1980年代に入るとその状況は一変します。OSがUNIXやDOS/Windowsに淘汰されたことにより、当社もその採用に踏み切りました。これらOSは、機能強化を理由に3-5年ごとにバージョンアップ。当社ではその都度、新しいプラットフォームに適合したアプリケーションソフトに更新する必要がありました。ただ、あまりにも頻繁なバージョンアップが繰り返されるため、ソフトウエアの開発力が低下。「バージョンアップで設計・製作の効率化が図られる」との供給側のコンセプトに反し、開発現場では期待したほど生産性は向上しませんでした。
そこで、ミドルウエアでアプリケーションソフトが動作するように構造変更。OSのバージョンアップにはミドルウエアを更新することで対応できるようにしました。これにより、アプリケーションソフトはプラットフォームの影響を受けないようにしてシステム構築の生産性を向上、ソフトウエアの製作コストも削減しました。同時期、当社の物流情報システム売上のほとんどを占める大・中規模システムでは、UNIXを採用することが圧倒的に多かったため、ミドルウエアは同OS版だけを製作していました。Windowsは従来通りの方法で対処していましたが、1990年代中頃から沸き起こったブームにより同OSに対応したミドルウエアが不可欠となり方針変更を余儀なくされました。しかし、Windowsはバージョンアップの際、あまりにも大きな変更がなされるためミドルウエアとアプリケーションソフトのインタフェースの維持が不可能となり、再びアプリケーションソフトの更新が避けられない状況に陥りました。
打つ手がない状況の中、タイミング良くMicrosoft社純正のミドルウエア「Visual Basic」が発売され、どちらのOSでも対応できるようになりました。それでも、Windows版については同社に依存していることから、綱渡りの感は否めない状況が続きました。

(3)新言語により開発は一気に加速

1995年、「一度コードを書けばどんな環境でも動作する」という画期的なプログラミング言語「Java」がSun Microsystems社から発売され、状況は好転します。Javaはバーチャルマシン上でアプリケーションソフトを動作するため、一部のOSを除きプラットフォームの制約を受けません。当社は、この技術を導入してアプリケーションソフトを製作することにしました。
ただ、発売当時のJavaは信頼性が低く技術改善を見守る状態が続きました。そうした中、1999年にバージョンアップされた「J2EE (Java 2 Enterprise Edition)」は、検証の結果、アプリケーションソフトの動作に問題がないことを確認。同年、これに対応した新物流情報システムの開発に着手しました。
さらに、2000年頃になるとインターネットに代表されるWeb技術が台頭するようになってきました。インターネットはOSに依存しないだけでなく、場所にもとらわれない革新的なツール。開発中の物流情報システムの発売時期を延期しても対応する必要があると判断し、大幅な設計変更で同技術も取り入れました。そして2002年、JavaとWeb技術からなる自動倉庫の在庫管理システム「eAWC(eオーク)」の開発を完了。2003年には新しいWMSとして、パッケージ型のeWareNavi“Basic”と、機能モジュールをベースにお客さまのニーズに合わせてカスタマイズする“Framework”の2タイプを完成(図1)。モニター実施や検証を繰り返し、2004年1月から販売を開始しました。

eWareNaviシリーズ概念図
図1. eWareNaviシリーズ概念図

2. 技術特長

eWareNaviは、Java・Web技術の特長を製品に活かしています。

●Java技術

Java自体は、プログラム言語としてもっとも普及しているC言語や企業の会計処理など大型計算機に使われているCOBOL(Common Business Oriented Language)などと似た表記法で、特別なものではありません。しかし、Javaの“技術”はLinuxと同じようにソフトウエアの設計図にあたるソースコードが、インターネットなどを通じて無償で公開されています。
誰でもそのソフトウエアの改良や再配布を行なえることが大きな特長で、「世界中のエンジニアによって支えられている言語」として成長し続けています。eWareNaviは、公開されている情報を活用し製品力向上に努めています。
さらに、Javaはアプリケーションソフト設計の手順よりも、開発の結果に重点を置く「オブジェクト指向」の言語です。これは、ソフトウエアコンポーネントを標準化することによって、エンジニアがコンポーネントの中身について詳しく知らない、もしくは第3者が作ったコンポーネントでも簡単に使えるようにしたもの。個々のコンポーネントを組み合わせるだけで必要なアプリケーションソフトが製作できるうえ、精度の高いコンポーネントが多ければ多いほどソフトウエアの品質アップとコストダウンが可能です。
eWareNaviはこの特長を活かし、アプリケーションソフトを数多くのコンポーネントに細分化。Basicタイプでは、必須となる「データ管理」と「入荷」「出荷」「入出庫」「仕分け」「在庫照会」の5つの機能モジュールを、コンポーネントの組み合わせだけで構成しています。
Javaは、日本語・英語・中国語等など数多くの言葉に対応されていることも特長の1つです。この環境を活かし、英語版のeWareNaviも日本語版と同時にリリース。シンガポール、マレーシア、インドネシアなど東南アジア諸国へも販売を展開しています。中国語版についても近々発売予定で、その他の原語でも短期間で対応することが可能です。

●Web技術

Webの最大の特長は、ネットワークにさえつながっていれば、特別なソフトウエアの購入なしにどこからでも利用できること。eWareNaviでもこの特性を最大限活かし、同上の条件で利用できるようにしています。これにより、遠隔地からのアクセスが可能となり、管理者のマネジメントレベルの向上にもつながります。
また、eWareNaviの操作は既存モデルを配慮した設計になっています。例えば、従来の業務画面での入力作業に慣れているお客さまは、Web画面はEnterキーでカーソルが動かせないなど操作が異なるため使いにくいという問題が起こります。この点については、カーソル制御やキー操作を改善。従来型機の操作やインターネットのマウス操作に慣れ親しんだお客さまでも、違和感なく操作できるようにしています。


3. 製品特長

(1)必要最低限の機能から低価格で導入

WMS導入に際しては、将来的なことを考慮し最初から機能を充実させておきたいと考えるのは当然です。ただ、そうなると費用はどうしても割高となるため、その加減が難しくなります。eWareNaviは稼働後の機能拡張が容易なため、導入時点ではその時に必要な機能だけを購入すればよく、導入コストを抑えることが可能です。

(2)柔軟なシステム拡張

従来、導入後の機能拡張はインストール済みのソフトウエアのコード修正が発生するなど、膨大な時間と多額の費用が発生していました。しかし、Basicタイプのシステム構成は機能モジュールの組み合わせのみ。非常に簡単に短納期で更新できるようにしています。例えば、ピッキング主体の物流倉庫では最初に出荷機能モジュールだけを導入しておき、後から入荷、仕分けの機能モジュールを追加し、通過型センター運用にステップアップすることも可能です(図2)。
また、お客さま特有の機能を追加する際にも、採用済みの機能モジュールはそのまま流用できます。

図2. 出荷検品パッケージからの拡張例
図2. 出荷検品パッケージからの拡張例

(3)納期1カ月

Basicタイプでは、発注から導入時まで最短で1カ月程度とスピーディなシステム構築が可能です。また、すでにお持ちのパソコンを流用すればハードウエア費用も抑制できます。

(4)携帯情報端末の機種選択が可能

無線ハンディターミナルなどの携帯情報端末は当社独自の技術により、2メーカー4機種から選択できます。今後、5メーカー8機種程度まで対応機種を増やし、さらにお客さまのニーズにお応えしていく予定です。

(5)ほとんどのOSに対応

Windows(2000、XP)、UNIX(AIX、HP-UX、Solaris、Linux)など、現在使用されているほとんどのOSに対応。どのOSでも同一価格で提供しています。


4. モニター事例

eWareNaviの開発後、2社のお客さまにBasicタイプのモニターとなっていただき、それぞれの物流センターで約1カ月間のトライアルを実施しました。
食品卸業(静岡県)のお客さまでは、スーパー・小売店向けの一般加工食品を扱っています。アイテム数は数千点と多品種なうえ類似する商品が多く、出荷精度を向上することが課題となっていました。このため、お試しいただくシステムでは、入荷、入出庫、出荷、在庫照会機能モジュールと無線ハンディターミナルでの検品機能を組み合わせてご提供しました(図3)。システムの評価として、現場担当者から無線ハンディターミナルの画面表示内容や入力方法の問題点など、貴重なアドバイスをいただくことができ、操作性をより向上させることができました。

図3. モニターでのシステム構成
図3. モニターでのシステム構成

また、シートベルトなどの自動車部品を取り扱っている運輸業(神奈川県)のお客さまでは、入出庫、在庫照会の機能モジュールを使っていただきました。こちらでは、ロケーション管理が徹底し在庫管理精度が向上したなど、使用後すぐに導入効果が確認できました。同社は本格使用を決定、モニターシステムと同じ機能モジュールで導入していただきました。
現在は帳票によるリスト検品を行っていますが、今後は無線ハンディターミナルを使った検品機能を追加する予定で計画を進行中。eWareNaviの開発コンセプトである“ステップ・バイ・ステップ”で機能拡張を実施する予定です。

<Daifuku News No.172 (2004.6)より>

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